2023/02/10 04:56
どうも、Valkyrie SpearのKENZOです。今回は、
・Violence Booster MK II (ブースター)
・Violence Buffer (バッファー)
の音の特徴や違いについて解説していきます。音にはとてもこだわってますので長文となります。読んで頂けたら嬉しいです。
の音の特徴や違いについて解説していきます。音にはとてもこだわってますので長文となります。読んで頂けたら嬉しいです。

1. 音の特徴(ギター/ベース)
- 2. Valkyrie Spearの信念
- 3. 2モデルでのサウンドの違い
- (Violence Booster MK II / Violence Buffer)
- 4. まとめ
- 5. 動画リンク(ヘッドホン、イヤホン推奨)
- という流れで書いていきます。
- ※Valkyrie Spearペダルの音を聴いたことがない方はまずは5の試奏動画から観ていただいたほうが分かりやすいかと思います。
- [1] 音の特徴
- まずは全体の構成ですがViolence Booster MK IIとViolence Bufferの内部構造はとてもシンプルです。
- どちらもFETとトランジスタを使用したディスクリート回路構成であり、そこにビンテージパーツを混ぜることでそれぞれのサウンドに深みが増すように設計しています。
- 音の特徴はブースターとバッファーどちらも、
- ・締まりのある低中域の太さ
- ・高域の煌びやかな艶感
- と感じています。
特に低域は太くパワフルにしつつもボワつきすぎないように調整していて、タイトでキレの良い低音を目指しました。
そして、高域の艶感にはかなりこだわってまして、使用するパーツひとつにしても別物のペダルと思うほど高域の聴こえ方は変わります(雑味や音潰れなど)。何度もカットアンドトライを繰り返して搭載する部品と定数を決めて完成しました。
結果として、ボリュームレベルを上げて大音量で弾いてもハイがキツくなりすぎずいつまでも弾いていたくなるようなピュアな艶感を実現できたと感じています。

- また、ギターだけでなくベースで弾いた場合では低域が太くなりつつ、トレブルのハリが増すのでピッチ感がとても出やすくなることが特徴かと思います。そのため、指引きのスタイル(スラップやタッピングなどを多用される)との相性は特に良いかと感じています。末尾の試奏動画リンク内にベースで試奏した動画もありますのでぜひ。
- [2] Valkyrie Spearの信念
- 根本的となるValkyrie Spearペダルの信念の部分で、
- ・原音を活かした音作り
- ・できる限り音を潰さないこと
- という設計思想があります。そしてここがとても重要と思っています。
そもそもバッファーやブースター系のペダルは、元々組まれた状態のペダルボードに対して後から導入されることも多いと思います。- なので私の思想としては元々の音の特徴を大幅に変えてしまうのではなく、楽器とペダルボードが本来持つ潜在的なポテンシャルを最大限に引き出して良いところを更に伸ばしてあげるというところにフォーカスしています。
ということで「原音を活かす」という点はValkyrie Spearにとってとても重要な要素であり、使っていただくプレーヤーの方がペダルボードは完成したが「何か物足りない」と「もう一押し欲しい」というフラストレーションを感じた時にValkyrie Spearのペダルがそれを満たせる万能薬になれば良いなと思っています

- [3] 音の違い
- 次にViolence Booster MK II(ブースター)とViolence Buffer(バッファー)の音の違いについてです。
Violence Buffer(バッファー)はViolence Booster MK II(ブースター)のサウンドをベースに設計してますので全体的な音の傾向は似てきます。- 違いの部分を簡単に言いますと、
- ローミッドはViolence Booster MK IIの方がやや強めでゴリっとしていて、Violence Bufferの方がトレブルの艶感がやや硬めでタイトな傾向となります。
- これはViolence Bufferの音作りを進める中でViolence Boosterとはまた違ったトレブルのソリッドなイメージの個性を見つけることができたことでこの音でリリースしました。
- 実はViolence Bufferには遊び心としてブースト機能を楽しめるカラクリがあります。
- 内部スライドスイッチを0dBから+3dB側に切り替えることでViolence Booster MK IIのような艶感がありつつも重心がややローミッドに寄ってきたサウンドに変えることができます。ぜひお試しあれ。


- [4] まとめ
- 最後にまとめとなりますが、私が目指している理想のサウンドはとてもシンプルです。
- それは大音量でワンストローク弾いた瞬間に、「うわっ、なんだこれ?気持ちいい音!」
- というゾクゾクする感動を体で味わってもらえるかどうかということです。これに尽きます。
- 皆様は日々の生活や仕事の中で嫌なことも大変なこともたくさんあると思いますが、Valkyrie Spearのペダルの音を聴けばワクワクして元気に毎日頑張れる、と思って頂けることを目指してペダルの製作を進めてます。
- 長くなりましたがこのくらいにしておきます。
- 今後ともValkyrie Spearをよろしくお願い致します。
- 更なる新作も検討中です。
- ではまた!
- [5] 試奏動画リンク
- ▼Violence Booster MK II (ギター編)
- ▼Violence Booster MK II(ベース編)
- ▼Violence Buffer
▼関連ページ
アーティスト・ペダルボードへの導入事例
https://valkyrie.base.shop/blog/2023/02/04/200455
- ▼製品ページはこちらこら
- https://valkyrie.base.shop