2023/03/03 02:06

こんにちは。Valkyrie SpearのKENZOです。

今回はエフェクターや機材を自作される方などへ向けておすすめの工具を紹介していきたいと思います。

自分で機材を自作したいけどやってみたら全然うまく出来なかった、失敗ばかりで途中で諦めた、という方も多いかと思います。

その際、自分は不器用だから向いていないだ、と思い込んでしまった方もいるのでは無いでしょうか。

私は目的に合った工具選びと作業のコツさえわかれば器用、不器用は関係なく上手くできると考えています。

なので今回は私自身も使っていて作業効率が圧倒的に向上するおすすめの工具を紹介していきます


私も色々な工具を試してきましたが、定番品と呼ばれるメーカーや型番というものは色々とあります。そういうものは一旦置いておいて、今回の紹介ではあくまで出来るだけお金をかけずに安価でも上質で使いやすいものだけを紹介していきます。


第一回は作業効率に最も影響する重要な工具4点を紹介します(下に各リンクも載せてます)


①ピンセット : Engineer - PTZ-61

②ニッパー : Engineer - NS-06

③ソケットレンチ : FERNANDES - SWR-1

④テーパーシートドリル(電動ドリルに取付)




①ピンセット


ピンセットはバリエーションがとても多いのでとても迷うかと思いますが、小型の電子部品や細いワイヤーを扱う場合はいかに細かいものまでしっかりと挟めて掴みやすいかが重要かと思います。

要するに「先端形状が細く鋭いこと」と「軽量であること」かと思っています。

個人の好みはありますが私は目安として先端形状が0.2mm程度で先が鋭いタイプの方が小さな部品や細いワイヤーでも掴みやすいと感じています。

それもあってEngineerというブランドのPTZ-61がおすすめです。

そして何よりびっくりするのが価格です。質が良くしっかりしてるのに1000円ほどで買えるのです。

あと地味に重要なのが軽さです。長時間の作業で疲れないこともやる気やモチベーションを左右するのでとても重要かと思います。

▼①Engineer - PTZ-61

Amazon : https://amzn.to/3Zavw0C


②ニッパー

ニッパーもピンセットと似た考えです。今回は主に細めのスズメッキ線や被覆で絶縁された電線などのワイヤーカットに使う想定しています。

細い線を正確な位置で絶妙な力加減を伝えながら切断するためには「先端が細め」、「小型で軽量」、「握りやすい」が重要と考えられます。

特にエフェクター自作の作業では細かい作業が多いので先端が細めで軽いことがとても重要かと思います。

それを考慮するとEngineerのNS-06という型番が初心者からベテランまで幅広く使えるかと思います。そして価格に安価で1700円前後となります。

▼②Engineer - NS-06

Amazon : https://amzn.to/3KLMoqc


③ソケットレンチ

これは特にエフェクターを作る方にはマストアイテムと思っているツールです。

エフェクターのケースにコネクターやスイッチ部品などを取り付ける際にナットを絞める必要がありますが、よく見かける持ち手の長いスパナやレンチを使うと部品から持ち手が離れているので滑ってケースを傷つけてしまうことが多いです。またはケース側に丸い跡がついて悲しくなってしまうことも多いのではないでしょうか。

そんなときにSWR-1800のような持ち手の短いソケットレンチを使うと画像のようにナットに対して近距離でダイレクトに力が入れられるので失敗しにくくなります。

ちなみにこのツールはあのフェルナンデスが出しているので楽器用として信頼がおけます。

あと、このソケットは3つセットですがエフェクター部品に必要な穴径がほぼ揃ってますのでかなり便利です。

8mm/10mm用 : ボリュームポットなど

11mm/12mm用 : DCジャックなど

13mm/14mm用 : フォーンコネクタやフットスイッチなど

これを使えば自作完成間近で失敗することもほぼなくなるはずなのでぜひ試してみてください。

▼③FERNANDES - SWR-1800

Amazon : https://amzn.to/3SH6FyZ


④テーパーシートドリル

最後にテーパシートドリルです。これは自作でケースの穴を拡張させるときにとても便利です。これを電動ドリルに取り付けることで劇的に疲労が減り、効率が上がります。

通常の穴の拡張を自分でやろうと思った場合、ケースに小さい穴を開けたあとにその穴にリーマと言う工具を差し込んでグリグリと手で回して少しずつ穴を拡張していきますが、これが非常に過酷で疲弊する作業で途中で泣きたくなった経験があるのではないでしょうか?

そんなときに画像のようにこのテーパーシートドリルと電動ドリルを組み合わせて、一発回してみて下さい。φ10mm超えのフットスイッチサイズの穴まで数秒で拡張できます。これまで30分以上の作業が10分で終わるはず。今までの苦労はどこへ?という感じです。※ボール盤を購入できる方はそれがベストです。

▼④テーパーシートドリル(φ3〜14mm)

Amazon : https://amzn.to/3YjEEPg

写真では以下リョービの電動ドリルを使ってます(現・京セラ品)

Amazon : https://amzn.to/3ZR1grN


以上、いかがでしょうか。毎回使う工具ほど作業しやすいものを見つけないと作業効率がどんどん悪く悪循環です。機会があればぜひお試しください。


また、実際にこれらの工具を使ってValkyrie Spearのペダルを作っている際の製作映像がYouTubeにありますのでよろしければご覧ください。



次回ははんだ付け用の工具の紹介をします。

ではまた。